LGBTのアプリ体験談|彼女ができたトランスジェンダー男性へ直撃インタビュー!

【LGBTのアプリ体験談】彼女ができたトランス男性へインタビュー

いまや3人に1人が利用しているともいわれる「マッチングアプリ」。しかし、LGBTの方が出会えたという話はあまり聞きませんよね。

そこで、今回はマッチングアプリで彼女をゲットしたトランスジェンダーのTakaさんにインタビュー!

マッチングアプリを使っていく上で感じた苦悩や乗り越え方、彼女さんと出会うまでの工夫など、貴重なお話をたくさん聞くことができました。

プロフィール
Takaさん写真 Takaさん(30代)
会社員として事務職に従事するトランスジェンダー(FtM)。
2021年4月にマッチングアプリ「with」で現在の彼女と出会う。
目次

マッチングアプリを使い始めたきっかけ

LGBTインタビューの様子

Zoomインタビューの様子

坂下るい

それではTakaさん、本日はよろしくお願いいたします。

Takaさん

よろしくお願いします。

—まずは、Takaさんのジェンダーや現在の状況について簡単に教えていただけますか?

Takaはい。僕はトランスジェンダーでFtM(※)にあたります。

性別適合手術はもう終わっていて、現在はホルモン治療を受けているような状況です。今年の3月と4月には、戸籍の性別変更と名前変更が完了しました。

(※)FtM・・・出生時に女性として割り当てられたが、性自認は男性である人のこと。


—そうだったのですね!マッチングアプリはどのようなきっかけで使い始めたのでしょうか?

Taka出会いがなさすぎて、はじめは友だちと街コンに行っていました。でも、普通の男性がいるところだと負い目を感じてしまって…。

それで友人に相談したら「マッチングアプリ使いなよ」と勧められて使い始めたのがきっかけです。


—なるほど。そのときに感じた負い目というのは、どういったことでしょうか?

TakaFtMは年齢のわりに若く見られる人が多いのですが、普通の同年代の男性だとすごく大人っぽかったり、身長も高いですよね。

それで「自分と全然違うな」と思いながら帰ってしまうことが何度もあって、結果的に行くのをやめました。


—色んな苦悩があったんですね…。マッチングアプリなら使っていけると感じたのはなぜですか?

Taka他者との比較がなくなると思ったからです。マッチングアプリなら、ほかの男性を見ることがないのでコンプレックスを感じることなく使えました


—LGBT向けのマッチングアプリもあるのでしょうか?

Takaはい、一応LGBT向けのマッチングアプリもありますね。

登録してみたこともありますが、会員はゲイやレズビアンの方がほとんど。「FtMだったらストレートの女性探せよ」みたいな雰囲気で、とても居心地が悪かったです。

結局、行き場がなくて普通のマッチングアプリにいきつきました。

>>LGBT向けマッチングアプリ4選|同性検索できる&無料で使える厳選アプリをご紹介

婚活向けよりも恋活向けのアプリに使いやすさを感じた

LGBTインタビューの様子

人柄がいいTakaさんに親しみを覚える坂下

坂下るい

マッチングアプリにはたくさん種類があると思います。どういう基準で選びましたか?

Takaさん

最初はペアーズを選びましたが、一緒に街コンへ行っていた友人に「withが一番マッチング率高いよ」と言われてwithを使い始めました。


—なるほど、ご友人が紹介してくれたんですね。withはどういった点が良かったのでしょう?

Takaなにより、使いやすかったところですね。

気のせいかもしれませんが、ペアーズは婚活色が強くて年収とかも見られている感じがしました。結婚する男の条件みたいな感じで選ばれがちなのかなって。

withは結婚というよりも恋愛。気が合えば付き合って、その先に結婚があればいいよねという雰囲気を感じましたし、すごくマッチングしやすかったです。


—withを使っていた期間はどのくらいですか?

Taka今年の1月くらいから始めて、4カ月くらい使っていました。

LGBT向けではないアプリを使う不安や葛藤

LGBTのイメージ

坂下るい

マッチングアプリを利用する前に不安だったことはありますか?

Takaさん

アプリを始めたときはまだ裁判所から戸籍変更の許可が出る前で、名前も性別も女性のままでした

Takaそれを隠しながら使っていたので、騙していることになるんじゃないかっていう罪悪感はありましたね。

そもそもトランスジェンダーが使っていいものなのかも分からなかったですし。


—そういった不安を抱えていたのですね。マッチングアプリは本人確認書類を提出しなければなりませんが、何を提出されましたか?

Taka僕は”運転免許証”を提出しました。運転免許証なら性別が載っていないですし、中性的な名前だったこともあって問題なく使えました。


—たとえば、自分の名前が中性的ではなかったら提出するのに抵抗を感じていましたか?

Takaそうですね。提出するのを躊躇していたと思います。

周りにいるFtMの友人で「子」が付くような女性名の人は、20代とかの早い段階で改名している方が多いです。なので、そういう問題は発生しにくいのかなとは思いますが。

女性名の人の場合だと、マッチングアプリの本人確認の際にたぶんつまずくというか、落とされることもあるかもしれないですね。

>>LGBT向けマッチングアプリ4選|同性検索できる&無料で使える厳選アプリをご紹介

カミングアウトのタイミングに不安を感じていた

LGBT当事者のイメージ

坂下るい

アプリを使い始めてから悩んでいたことはありますか?

Takaさん

どのタイミングでカミングアウトすればいいのか分からなくて悩んでいました。

Takaいざマッチングしても、仲良くなればなるほど後から伝えたときの相手のショックが大きいんじゃないかっていうこととか。色々な葛藤がありました。


—実際に、カミングアウトはどのタイミングでしていましたか?

Taka僕の場合は、今お付き合いしている彼女にだけカミングアウトしました。

1カ月半くらいマッチングアプリのメッセージでやり取りをして、初めてデートした次の日に「実は言えなかったんですけど、トランスジェンダーです」という風にカミングアウトしましたね。


—カミングアウトしたときの彼女さんの反応は?

Takaカミングアウトした翌日にはなにも返信がなくて。

やっぱり引かれたかなと思っていたら、次の日に「返事が遅くなってごめんなさい。言ってくれてありがとうございます。そんなことでは嫌いになりません」と返事がきました。

それから2週間くらい毎日やり取りをして、お付き合いすることになりました。


—お二人とも素敵ですね!アプリを使ってからお付き合いされるまでの期間はどれくらいですか?

Taka:4カ月くらいです。アプリを始めてから2カ月で出会って、それから2カ月ほどやりとりして付き合いました。


—今の彼女さんと出会うまでに何人くらいの方とデートしましたか?

Taka10人以上の方とやり取りはしたんですけど、コロナ禍ということもあってデートまでは至らなかったですね。

女性側のプロフィールに「コロナ禍なのでしばらく会うのは控えたいです」と書かれていたりしたので。

マッチングアプリを使う上で工夫していたこと

マッチングアプリのイメージ

坂下るい

マッチングアプリを使う上で工夫していたことはありますか?

Takaさん

女性は子供の部分をかなり気にすると思うので「子どもがいなくても夫婦二人で色々な国内旅行とか行けるような関係が築けたら嬉しいです」とやんわり書いていました。


—なるほど。直接的には書かなくても、そういう将来像を書いておくのは大事ですよね。

Takaそうですね。色々プロフィールも変えていて、当初は「事情があって子どもができません」みたいなことを書いていたんです。

でも、それを書いているとあまり心地がよくなくて、ポジティブな言い回しに変えました


ポジティブな言い回しに変えてから「いいね」の数やマッチングのしやすさは変わりましたか?

Taka体感できるレベルで変わったと感じましたね。


—プロフィールの表現以外に工夫されていたことはありますか?

Taka年収や身長を書く欄があったと思うんですけど、そこは空欄にしていました。

女性は年収や身長の高い人を好む傾向にあると思うんですけど、自信がなかったので…。ちゃんと性格をみてくれる人がいいな、という思いもあって書くのをやめました。

また、withの検索機能には「子どもいる・いらない・分からない」という項目があります。そこで女性を検索するときに「いらない」か「分からない」という人だけ絞っていました。あの機能はすごく使いやすかったです。


—なるほど。メッセージやデートを進める上で注意していたこと、工夫していたことはありますか?

Taka:あまり遅い時間とか早すぎる時間には、メッセージを送らないようにしていましたね。やり取りしていると相手の生活リズムが大体見えてくるので、起きてそうな時間内に送るとか。

メッセージの頻度とかも、なるべく相手に合わせるようにしていました。

>>LGBT向けマッチングアプリ4選|同性検索できる&無料で使える厳選アプリをご紹介

同じ境遇の人には諦めないでほしいと伝えたい

レインボーフラッグと男性

坂下るい

Takaさんからみて、マッチングアプリはトランスジェンダーにおすすめできますか?

Takaさん

正直、治療の度合いによると思っています。

Taka性別や名前が変わっていないトランスジェンダーの方だと、そもそも本人確認のときに運営側が通してくれるのかも分からないので。

もし、見た目は完全に男だけれど名前が「アキコ」とかだったら許可してくれるのかどうか…。僕はたまたま中性的な名前だったから通ったのかもしれませんし。

仮に本人確認をパスしたとしても、やはり戸籍の性別が女性のまま使っていくのには罪悪感があります。

結婚願望や子どもを産みたいという女性が多いなかで「貴重な時間を奪ってしまっているんじゃないか」という負い目は常にありました。


—なるほど…。かなり現実的というかシビアなお話ですね。

TakaLGBT向けのマッチングアプリであれば、治療度合いなどをプロフィールに書きやすいですし、かなりオープンにできると思うんです。

でも、普通の男女が使うマッチングアプリとなると、常に負い目と向き合わなきゃいけない部分はあります。


—答えにくいことまでお答えいただき、ありがとうございます。

最後に、マッチングアプリを使うか迷っているトランスジェンダーの方へメッセージお願いします。

Taka正直、友人にwithを勧められたときは戸籍が女性だったので「絶対マッチングしても付き合えないだろう」と99%諦めていました。

自分の中で「世の中の女性って結婚と出産がすべてだろう」「絶対誰にも求められないだろう」っていう思い込みもありましたし…。

ですが、トランスジェンダーと知った上で自分を認めて受け入れてくれる人と出会えたので、みなさんには諦めないでほしいと伝えたいです!

おわりに

今回のインタビューを通して、LGBTの中でもトランスジェンダーの出会いの難しさとシビアな現状を知ることができました。

様々なハードルはあるものの、アプリならチャレンジする価値は十分にあります!

Takaさんのように素敵な出会いを掴むことができるかも…?

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