Dineに直撃インタビュー!まず会いたいが叶うマッチングアプリが誕生するまで

Dineに直撃インタビュー!まず会いたいが叶うマッチングアプリが誕生するまで

マッチングアプリDine(ダイン)は「出会いの、最短距離。」をコンセプトに、従来のマッチングアプリの常識を覆す革新的なサービスを提供しています。

従来のマッチングアプリでは「いいね→マッチング→メッセージのやり取り→デートのお誘い→日程調整→お店探し→お店の予約→デート」という流れが一般的ですが、Dineは会うまでのメッセージのやり取りが不要!

「マッチング→日程自動調整→Dineがお店を予約→デート」という流れで、面倒なやり取りを省き、きちんと出会うところまで到達できるという点が魅力的なアプリです。

小川 晃司

今回はそんなDineを運営する株式会社Mrk&Co代表取締役の上條さんにインタビューを行いました!

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目次

サービスを始めたきっかけ

サービスを始めたきっかけ

小川 晃司

それでは上條さん、本日はよろしくお願いいたします。

上條さん

よろしくお願いします。


—ホームページを拝見すると御社は2015年に設立されていらっしゃいますが、そこからDineを始めた経緯を教えていただけますか?


上條さん
私たちは2015年の7月に創業しているのですが、そのときには、もうDineを作っていました。


—ということは、創業前からすでに誕生していたサービスということになるのでしょうか。


上條さん
実際には開発中でした。

日本でリリースしたのは2017年の冬ですが、その前に2015年にカナダのバンクーバーでリリースし、2016年の春頃にはアメリカでリリースしています。

基本的に北米でサービスを伸ばしていき、資金調達などをしておりました。それで3カ国目は日本でやろうということになって2017年の冬にリリースしました。


—なぜDineのサービスを作ろうと思ったのですか?通常のマッチングアプリとは、少し系統が違いますよね。


上條さん
そこについては、私がカナダでリリースした理由と密接に関わってきます。

私の前職はDeNAという会社でゲームプロデューサーをしており、カナダのスタジオで英語圏向けのゲームを作っていたんです。なので、基本的に居住地はカナダでした。

カナダには3年ほどいたのですが、そのなかで周囲の人がマッチドットコムなどの婚活サイトで結婚する様子を見ていて、こちらの国では婚活サイトってすごく一般的なんだなというのを肌で感じていました。

その後、ちょうど2013年くらいでしょうか。日本ではPairsがリリースしたばかりのときで、アメリカではTinderがリリースされまして、ものの1年くらいでけっこう流行ってきていました。

そのときに私も試しに流行っていたアプリを使ってみたんですね。

使ってみて感じたのは、スマートフォンにUI(※)が最適化されたことによって誰でも使いやすく、婚活サイトと比べてイケてるというイメージで作られているのが画期的だなと思いました。

(※サービスの操作画面や操作方法)


—たしかに当時は本当に画期的なものが出てきたという印象でしたよね。


上條さん
はい。ただ1つだけ難点があるなと思ったのは、すごくカジュアルだけど会うまでが大変だということです。

要はマッチングすることは容易なんですが、そこから会おうとすると、なかなか会えないわけですね。

特に英語圏はジョークのセンスも問われるので。会話を盛り上げていかないと、会うところまでいけませんから。そこが個人としてすごく課題を感じたところです。

いわゆるメッセージが苦手なモテない層は、なかなか会えない。だけど、モテる男子はいっぱい会えるという感じで。婚活アプリというよりもカジュアルな出会いアプリですね。

モテて遊んでいる人たちばかりが会えるから、カジュアルになっていくんだろうなと。

マッチングアプリをイケてるものにするのは可能なんだということが分かったので「イケてるかつ、会いやすいもの」が多くの人たちに喜ばれるサービスになるんじゃないかというのがサービスの発想の起点ではあります。


—その発想に至った時に、すぐに会えるような仕様のアプリを目指したと思うのですが、ほかにそのようなことを先駆けてやっていたサービスというものはなかったのでしょうか?


上條さん
特にはなかったのですが、カナダで20年ほど前からある掲示板で「今度新しい中華がオープンするから、みんなで行こうよ」みたいに集う掲示板があったんです。某巨大ネット掲示板に近いような。

そういうもので僕も人に会ったりしていたので、目的意識を作ると人に会いやすいんだなっていうことは肌で感じていて、そこから独自設計しました。


—それで「お店をお相手に送ってデートする」という形になったわけですね。


上條さん
そうです。カナダでリリースした時点では、今よりももっとお店がメインとなっているアプリでした。

そこから変革を遂げて、現在のUIになっているんです。日本でリリースしたときにはすでに現在のUIになっています。


—スタートしたときに、周りにはまだないサービスということでご苦労されたことはありますか?


上條さん
どちらかというとカナダやアメリカという異国での苦労はありました。


—やはり日本と比べて国民性などは違うものですか?


上條さん
そうですね。

今思うとその国の人の文化をちゃんと理解しきれていなかったと思うので、そういったところでやはり苦戦はしましたね。

あとはニューヨークのお店に飛び込み営業に行ったりしていたので、そういう苦労もありました。

日本でリリースした方がもっと楽だったのになと思いました。


—逆の立場だとニューヨークのお店に飛び込み営業する自信が1ミリもないので、すごいなと思います。それで地道にお店も開拓していかれたんですよね。


上條さん
ニューヨークの場合はちょっと理由が違ったのですが、クーポンを発行したんです。

Dineから予約して来ると安くなるみたいな、そういうクーポンの営業をしていました。

Dineのコンセプトについて

Dineのコンセプトについて

小川 晃司

最近サイトをかなり大幅にリニューアルされましたよね?

上條さん

見た目的な話ですよね?


—そうです。最初は「デートにコミット」というトップページだったと思うのですが、そこから今は「出会いの、最短距離。」というコンセプトになっていたので。

どういった経緯でそのようになったのでしょうか?


上條さん
ちなみに英語圏だとうちのコンセプトって「More Dates, Not Swipes」なんですよ。

つまり「スワイプじゃなくてもっとデートしようよ」という意味で。某アプリを意識したサービスなので、その否定形が入っています(笑)


—なるほど(笑)


上條さん
ですが、日本人向けに「More Dates, Not Swipes」と言っても、日本ではまだマッチングアプリがそんなに流行っていなかったし、英語で意味が伝わりにくいし、どうしようかなと思ったときに、いわゆるマッチングアプリ界のライザップみたいになりたいなと。

「結果にコミットする」というライザップがすごく流行っていたので、そのコミットするっていう言葉を使って「ここはデートという結果にコミットしてくれるんだ」という印象を持っていただくために「デートにコミットする」というパロディでスタートしたんです。

それがイメージとして成功しまして、2〜3年ぐらいで首都圏ではそれなりにDineのユーザー様がいるようになってきたので、より万人化していく必要がありました。


—それまでのユーザー層はどのような感じだったのですか?


上條さん
今までは割と年収が高い層を狙っていたんです。年収が800万円〜1000万円くらいの20〜30代の方に使っていただいていました。

それはなぜかというと、日本では後発のアプリだったので、小さいターゲットにしたんです。

女性ユーザーが使ってくれる理由はなんだろうと考えた時に、量より質にしないと絶対使ってくれないなと思ったので、いわゆるモテる層をターゲットにリリースしました。

それはうまくハマったと思っているのですが、やはり弊社は「全ての世界の人に良い出会いを」というのが目標なので、モテる人だけのアプリにするつもりはありませんでした。

じゃあ、日本における第二フェーズだよねということで「出会いの、最短距離。」という弊社の信念をわかりやすくした言葉に変更しました。


—でしたら、初期の頃は料金設定もそのあたりを意識されていたのでしょうか?

ほかのマッチングアプリと比べて料金がやや高めの設定だと思うのですが、少し年収の高い層を狙っているが故の料金設定だったのでしょうか。


上條さん
リリース当初はそうですね。少し高い料金でも払ってくださるお客様に使っていただきたかった。

またそれに加えて、Dineはほかと違うアプリだというのを見せたかったんです。

当時からPairsやOmiaiは流行っていたので、似たようなアプリがたくさん出てきたわけです。そういったアプリが何をするかというと、Pairsよりも100円値下げするというようなことです。

そういう市場環境だったので、そこでDineが同じ値段でリリースすると、何も使ってない人からは「また似たようなアプリが出てきたな」となるわけです。

それはDineの狙っているイメージとも違うし、かつ安くするのも、ちょっと違ったんです。

本気の人が「ちゃんと出会いたいときにお金を払って使うものなんだよ」というインパクトを与えるために6,500円という設定にしました。

7,000円だとちょっと高すぎるなと思ったのですが、6,500円はギリギリいけるなと。

ギリギリのラインを設定することによって、弊社は他のマッチングアプリよりも最低でも1.5倍の価値がありますよと。

ほんとは2倍3倍あると思っているのですが、そういう意思表示です。価格というのは意思なんですよ。

今後のサービス展開について

今後のサービス展開について

小川 晃司

現在は5都市でサービス展開されていると思うのですが、これから全国に広げていくのでしょうか?

上條さん

なかなか地方でレストランデートをマッチングさせるのは難しいので、今のところは政令指定都市を考えています。

 

最近は、やはりオフラインだけじゃなくてオンラインもいいなと思っているので、そのあたりをテクノロジーで解決していこうと思っています。


—オンラインというのはオンラインデートみたいなイメージになりますか?


上條さん
オンラインデートもやっていますし、最近はオンラインスナックというのもやっています。

弊社はオフラインのレストランデートとバーチャル、その両極端を徹底的にやっている会社だと思います。


—なるほど。オンラインデートはありますけど、オンラインのレストランデートという発想はなかなかないですよね。


上條さん
結局一般的にいうオンラインデートというのは、ただのビデオ通話なので。

うちは中途半端なことはせずに両極端なことをやる、明確な意思表示です。


—次にサービス展開を予定しているエリアはありますか?


上條さん
札幌で準備しています。

実は新型コロナウイルスが流行する前に準備は終わっていたのですが、コロナが流行ってしまってリリースが延期になっています。

2年前から準備していて、ほぼスタンバイはできています。


—そうなんですね!弊社は札幌にあるので楽しみにしています。

弊社スタッフの間でもDineを使ってみたいという話になりますので。

やりがいや面白さを感じること

面白さややりがいを感じること

小川 晃司

サービスを作られて、どういったところにやりがいや面白さを感じますか?

上條さん

マッチングアプリにとって人ってお客様であり商品なんです。


上條さん
洋服のブランドなら商品である服を完璧にすればいいと思うのですが、弊社の商品っていうのは人なので、その人をコントロールすることはできないわけです。

そうなると、いかに人間の感情と寄り添いながら運営するかということが大事になってくるんです。

その中で面白さややりがいを感じるのは、やはり結婚とか付き合った報告をいただいたときですね。

そういう感謝の言葉をいただくのが一番嬉しいです。特に結婚ですね。結婚って人生の5大イベントに絶対入るじゃないですか。

その5大イベントに弊社が携われたと思うと、それはすごく嬉しいですね。

Dineの目指す未来

Dineの目指す未来

小川 晃司

今後の展望を伺ってもよろしいでしょうか?

上條さん

私は「出会いの、最短距離。」という言葉をとても気に入っています。

 

人々の出会いの最短距離を作るというのは「デートにコミットする」とは、ちょっと違うニュアンスを感じますよね。


上條さん
「出会いの、最短距離。」という言葉にしたことによって、オンラインデートというものがしっくりくるし、最近はオンラインスナックもみなさん楽しんでくれています。

今まではレストランデートがベストだと思っていたのですが、コロナ禍になってレストランデート以外でも最短距離って作れるんだと思いました。

なので、この最短距離を作るということを目標に、色々と形を変えていきたいなというのが1つめです。

あとは、弊社は婚活を主流にしていますが、婚活でなくても人々の出会いっていうのは人生を変えると思うんですね。

なので、婚活以外の出会いをやっていきたいなというのが2つめです。実は先月から東京でビジネスマッチングを始めているんですよ。

まだテスト段階なんですけど、トータルに人々の出会いを応援できるサービスになっていきたいという思いがあります。


—「出会いの、最短距離。」というその一言にすごく色々な想いが凝縮されているんですね。


上條さん
はい。弊社のクリエイティブディレクターは本当によい言葉を作ったなと思います。

これによって、会社が一丸となって出会いの最短距離を作るためになんでもやるし、逆にそれ以外のものはやらない。

そのやらないことへの明確な選択基準ができたのは、すごく大きいと思います。

読者へメッセージ

読者へメッセージ

小川 晃司

最後に読者の方に向けて伝えたいことや想いがあればお願いします。

上條さん

今マッチングアプリは大手だけでも数社あり、結婚相談所もたくさんあるので、出会う環境というのはもうできていると思うんです。


上條さん
恋人ができないという人からよく聞く言葉で「出会いがない」というのがありますが、僕は絶対そうじゃないと思っています。

30年前ならそう言えたかもしれないけど、現代の世の中で「出会いがない」というのは絶対にないです。

もし「出会いがない」と感じているのであれば、それは出会いに行っていないだけです。

これだけ選択肢がある世の中なので、その選択肢を行使して出会ってもらいたいです。


—おっしゃる通りだと思います。出会うための手段は色々ありますよね。


上條さん
結婚も一つの選択肢でしかないと思いますが、少なくとも「良い人と出会って良い人と長く接する」というのは自分の人生にとって絶対にプラスになると思います。

プラスになるんだったら自分から能動的に行動を起こした方がいいです。私たちはそういう選択肢の中の一つとしてご提示できるかなと思っています。

仕事が忙しかったり、もしくはあまりマメじゃなかったりして「1日のうちに2時間使うのは厳しいな。でも1日5分なら使えるな」という方がDineを選んでくれれば、弊社は最短距離で必ずどんな人でも出会いを作れるようにカバーします。

最短距離が何かというと、例えば誰かに出会うまでの道のりが100メートル走だとしたら弊社は0メートル走にします。

メッセージが不要で、レストラン予約もしてくれるというサービスがゴールまでの距離を縮めます。

そこからさらに弊社が意識しているのは、その100メートルの中にある石や落とし穴、そういったものを全部なくして舗装するということを頑張っているんです。

例えば、プロフィール写真って大事じゃないですか。それを数値化してどれが人気の写真ですよって教えてあげたりとか、そういうことも全部やっているんです。

要は、まったく100メートルを走ったことがない人たちが何も考えずにゴールまでたどり着けるようにケアします。

そういうケアは全部しますので、とりあえず目をつぶって100メートル走りたいと思ったらぜひDineを利用してほしいです。

料金に関する補足

上條さん6,500円という価格が高いという話があったと思うのですが、みなさんの考え方もちょっと変えていただきたくて。

特に30代以上の方はわかると思うのですが、合コンに行ったらいくら払いますか?男性は女性の分をおごって1人1万円以上は使いますよね。

だったら合コンで意味のわからないガチャを引くよりも、6,500円をDineで使った方が絶対によい出会いがあります。なので投資対効果という意味では圧倒的に優れていると思います。

とはいえ、20代前半の方に6,500円は高いと思うので、25歳以下の方は業界最安値水準の3,900円にしています。

大手のマッチングアプリよりも安い価格にしているので、若い方もぜひお手頃なアプリとして使ってもらえればと思っています。

おわりに

お話を聞いてDineの魅力をたくさん知ることができました。

マッチングアプリを利用している方の中で「実際に会うところまでいかない」という声をよく耳にしますが、Dineはそのような問題を解決し「圧倒的に出会える」素晴らしいサービスだなと感じました。

忙しくて時間がない方や、デートに行き付くまでのスキルがない方にはぴったりのサービスだと思います。

常識に捉われないDineの今後のさらなる展開も楽しみにしています!

Dineバナー

  • 会うまでのやり取りが不要
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まず会いたいを実現できるアプリ『Dine』

最後までお読みいただきありがとうございました。