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さっそくインストール- 目次
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Raitaiを立ち上げたきっかけ
それでは岩立さん、本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
早速ですが、Raitaiを立ち上げたきっかけを教えていただけますか?
Raitaiは女性の農業進出をサポートする目的でスタートしました。
女性が農業をやってみたいと思っていてもハードルが高いので、それをなんとかサポートできればと思ったのがきっかけです。
私自身が農家に嫁いだ経緯があるため、実体験をもとに「農家の嫁って意外とよかったよ」と伝えると、「農家の嫁も全然嫌じゃないです」という反応が多かったんです。
農家の男性もお嫁さんを探している方が多いのでしょうか?
農家の男性はお嫁さん不足で困っている方が多くいます。
農家の婚活はイベントが中心で、実際に私も主人と婚活イベントで出会っているのですが、主人含め農家男性の積極性のなさが気になったんです。
「こんなんじゃマッチングしないよ(笑)」って思ったんですけど、婚活イベントで口下手な男性でもマンツーマンだと話せる方が多いなと。
マンツーマンでじっくりお話ができる婚活サイトという形にしたら、もう少しマッチング率が上がるのではと思いました。
当時婚活はネットでやる時代になってきていたので、農業専門の婚活サイトを作ろうと思い、2017年にサービスを開始しました。
男性の方が積極的ではないというのは、シャイでしゃべれないということなのでしょうか?
そうですね。マンツーマンの方がまだしゃべれるなって(笑)
岩立さんが農家へ嫁いだ経緯
御社のサイトを拝見したのですが、岩立さんは元々金融業界で働いていたのですよね。
全然業種が違うと思うのですが、岩立さんが金融系から農業へと転職した経緯を伺ってもよろしいでしょうか?
そうですね…
ちょっと一筋縄ではいかなくて、話も長くなってしまいます。
かいつまんで言うと、歯車の一つとして働くことにすごく違和感があったというのが大きくて。
「先輩みたいにもっと早く仕事をできるようにならなきゃ」って考えた時に「で?」って思っちゃったんですよね。「この仕事を極めて………で?」って。
ふと「人間にとって大切な仕事ってなんだろう」って突き詰めて考えたら、「生きることは食べること」だよなと思ったんですね。
でも「私は食べる物を他人に依存してるんだな」って。農家さんが「食べ物売らないよ」って言ったら、私は食べる物ないんだって気づいて。
すごい弱い生き方だなって思ったんですよ。自分が強い生き方をしたいというのもあって、転職先を農業に決めたんです。
それから今の旦那様と出会われて、今のサービスを始められたということですかね?
そうですね。
それで農業を独学で学んで、自分で畑を借りて農業として起業しました。
起業と同時くらいに夫と出会って、結婚することになったという感じです。
畑違いの業界に転身するというのは勇気のいることだと思いますが、ネガティブな気持ちなどはなかったんでしょうか?
なかったですね。楽しみやワクワクしかありませんでした。
幼い頃から自然に触れる機会が全然なかったんですね。祖母の住まいも住宅街でしたし、親はまったくアウトドアしないので。
地方とか田舎とか自然とかに触れたことがほぼなくて。
なので、本当に異世界にいくような感覚でしたね。楽しみでした。
なるほど〜
私、ちょっと変わってるんですよね。そもそも普通の企業で働くってことが、周りからしたらすごいビックリだったみたいで。「えっ!?」みたいな。
「ビックリ」ですか。
はい。私、周りから『おいこ』って言われてるんですけど「おいこ、社会人になるの?」って。
「いや、なるでしょ」って。
周りはみんな分かってたみたいですね、向いていないのが(笑)
なるほど(笑)
実際に農業をやってよかったと思う点はありますか?
やっぱり新鮮な農産物が食べ放題というのは大きいと思います。
あと、必然的に義理の両親と近くなるので、それも私的にはメリットかなって。子育ての時に頼れますし。
旦那も家にはあまりいないんですけど、家の周りにいるので、なにかあれば駆けつけてくれますし。融通も利きますし、子育て環境がとてもいいと思いますね。
自然豊かなところもいいですね。
住宅街に住んでいる農家さんもいらっしゃるんで、すべての農家さんに当てはまるわけではないのですが、自然豊かな環境に住んでいる農家さんは多いと思います。
時期によって忙しさは変わるものなのでしょうか?
変わると思います。ただ、なにを作っているかによるので。
うちはハウス栽培なので、そんなに波はない方かなって感じです。
男女の利用者数と年代
利用者はどのくらいいらっしゃいますか?
男性は約150名、女性は約200名で女性の方が少し多いです。
前の仕組みが、男性が続けにくい仕組みだったので、今のところ男性の方が少ないです。
今年から料金を変更して男性が続けやすい仕組みにしたので、これから男性が増えてくるかと思います。
利用されている方の年代はどのくらいですか?
男女ともに30代前半が多いですかね。30代前半をピークに山なりっていう感じですかね。
でしたら、幅広い年齢層の方がいらっしゃるというイメージでしょうか?
そうですね。
女性だと上は40代前半くらいまで。男性だと50代前半くらいまでですかね。
サービスのエリアはどのようになっていますか?
エリアは全国なんですが、関東圏の方が多いですかね。
マッチングして実際にお付き合いしている方はどのくらいいますか?
一応、カップルは50組ほどいらっしゃいます。
でも、ご報告いただいている限りでなので。言ってくださらない方も結構多いですから。
なので50組以上っていう感じですかね。
サービスの特徴や強み
御社のサービスの強みはどういったところになりますでしょうか?
農家の嫁である私が運営しているので、不安や悩みを直接聞けて解消できるということが一番の強みです。
農家の嫁は、知らない人からすると異世界といいますか…。「(農家の)知り合いもいない」という人も多いでしょうから、やはり不安や悩みも大きいと思うんですね。
また、登録時に私と面談もできます。その面談、自分でいうのもなんですが、かなり有意義なものだと思ってて。
農業に関係なく「婚活しているけど、実は結婚に前向きなイメージがもてないんだよね」とか「婚活疲れちゃった」という方もいらっしゃるんですね。
そんな方に「なんでそういう風に考えてしまうんだろうね」って深掘りしていって、その人なりの問題点を発見して、「こういう風にしていけばいいと思うよ」って。
そんな風にアドバイスすると、言われた方も動きやすいみたいです。
そういうのがあるので、ほかの婚活サイトに比べて安心・安全度が高いと思います。
「婚活サイトはなんか心配」と不安を抱いていたのに、当サイトで「初めて婚活サイトに登録しました」という人はちょこちょこいますね。
すみません。私、勉強不足で登録時に面談があることを理解していませんでした。
登録時に面談というのは、ほかではなかなか見かけないサポートですよね。
ないですよね。そんなことやっていられないですよね(笑)
面談を取り入れた経緯としては、元々は独身証明書をいただいていたんですよ。
でも「サイトで証明書を取るのは…」って思って。証明書を取らないとしても、質を下げたくなかったんですよ、どうしても。
面談方式を取り入れてみたらマッチング率もすごく上がりましたし、これはいい仕組みだなって自分では思っています。
結婚相談所に近い要素が入っているという印象を受けました。
そうですね。
実は2017年にRaitaiのサービス開始と同時に、結婚相談所もオープンしているんです。
結婚相談所の仕組みって素晴らしいと思っているので。サポートありの婚活の大切さというのをすごく感じています。
Raitaiのサポート体制
登録時に面談というのもそうだと思いますが、ほかに他社と違うサポートはありますか?
コンサルティングコースというのがありまして、月1回30分の電話相談ができたりとか、ラインでの相談が無制限だったりします。
コンサルティングコースでは、Raitai外の相談でも承っていますね。
そのほかには単発の電話相談があったりとか、希望者には結婚相談所もご案内はしています。
他社と違うサービスの流れはありますか?
一般的なマッチングサービスでしたら「登録→年齢確認→決済→いいね→マッチング→メッセージ→デート」という流れが多いと思うのですが、ほかと違うようなところはありますかね?
そうですね。ありますかね。
使っても使わなくてもいいんですけど、ビデオチャット機能がサイトの中に組み込まれていまして。
別にZoomとかを使っても、個人情報を教えることなくやりとりはできるのですが、より簡単にできるようにサイト内にビデオチャットの機能が入っています。
うちは遠距離のカップルが多いので、遠方の方でも出会いやすいように考えてやっています。
あまりイメージがついていないのですが、農家の人同士が遠距離になると、どんな感じになるのでしょうか?
農家の人同士というのは、ほぼないですかね。
どちらかが農家で、どちらかが嫁か婿に行くというパターンが多いと思います。
なるほど!
でしたら、登録する時に「自分は農家か農家じゃないか」というのを選択できるようになっているのでしょうか。
そうですね。
申し込みの時に、男性の方は「専業農家・兼業農家、農業法人勤務・新規就農希望者」、女性の方は「農家の跡取り娘・農家の嫁希望」の中から選んでいただきます。
サービスの利用条件はありますか?
当たり前ですが、独身であることです。
男性は農業に携わっている方や、将来的に農業に携わりたい方を条件にしています。農業専門の婚活サイトなので。
面談をされているということだったので伺いたいのですが、婚活がうまくいく人というのは、事前に分かったりするものなのでしょうか?
めちゃ分かりますね(笑)
へぇ〜!どういった特徴があるのでしょうか?
やっぱり「この人素敵だなぁ」と思う人はすぐ結婚しますね。
あとは、婚活に対して本気の人。
コロナの前はイベントとかをやっていたんですけど、本気の人って行動するので、遠方からでも参加してくれます。
イベントに参加してくれると、こちらとも顔見知りになりますよね。
お相手がポロッと出したニーズを拾って、個別でマッチングすることも、たまになんですけどしてたんですね。
私が個別でマッチングさせなくても「カップルになりました」って連絡をくれる方って、ほとんどが知っている方なんですよ。イベントに来てくれているので。
本気の人ってうまくいくなって。なので面談では「本気になれない理由はなんだろう?」って深堀りすることが多いです。
お客様に言われて印象に残っていることはありますか?
さっきの続きにはなるんですけど、どういう人がうまくいきやすいかっていうと「自分らしく生きている人」かなって思っていて。
結婚って、ずっと猫を被っていられないですよね。猫を被って婚活をしてしまうと、その自分を見て、いいと思った人が寄ってきてしまうので。
結局、自分らしくいられないとうまくいかないんですよ。
いかに自分を出せるか。なので「自分らしくいなさい」とアドバイスすることが多いです。
「自分を出してもいいのかな?って思っていたけど、おいこさんに言われてガンガン活動してみた結果、今の主人と出会えました」って言われたのは印象に残っていますね。
その子はゴリゴリいくタイプで、引かれちゃうことも多かったんですけど、唯一残ったのが今の主人ですって言ってて。
なので、自分らしくいられる婚活を後押しできてよかったなぁと思いますね。
そうですよね。結婚したら何十年も一緒にいるわけですもんね。
Raitaiの利用料金について
男性9,000円、女性3,000円。料金をつける際に意識したことは?
意識していることですか…
やっぱり幽霊部員を増やさないっていうことは心がけています。
活動が止まってしまう方もいらっしゃいますよね。
そうですね。
登録者数だけ増えて、バーチャルで何人みたいなのにはしたくないですからね。
なるべくアクティブユーザーでいてもらえるように工夫しています。
コロナ禍でなにか気にしている対策はありますか?
コロナ前はリアルでイベントをやっていたんですけど、今はオンラインになっています。
しっかりサポートあり!農家の人と出会いたいならRaitai
最後に、読者に伝えたい想いなどを伺ってもよろしいでしょうか。
多くの方は、結婚相手を探す際に”農家”という選択肢を入れることはあまりないと思いますが、農家だからといって特別なことと思っていただきたくないですね。
今は変わった風習のある農家は少ないので、農家に嫁ぐということに対して気合いをいれないで、農家も婚活の対象にしてほしいなと思います。
それに農家はいい人が多いです。
「シャイで引っ込み思案だけど根はすごくいい」みたいなイメージでしょうか。
そうそう、そうです。
うちのサービスを利用してくれた女性が言ってたんですけど。「なんでうちのサイトに登録したの?」って聞いたら、散々婚活したけどうまくいかなくて。
ふと、地方の婚活イベントに参加した時に、いい人がとても多かったみたいなんですよ。
それで地方とか農家とかに目を向けて、うちのサイトに登録してくれて。最近、農家さんと結婚しましたね。
「出会いがあるのに結婚してない人は絶対なにかあるよね」って、その女性は言ってて。
「シャイだとか、単純に出会いがないとかで結婚してないっていう方がまだ納得じゃない?」って。
農家は出会いがないから結婚してない人が多いだけで、掘り出し物が多いと思うんですよね。本当にいい人が多い。
おわりに
今回のインタビューを通じて感じたのは、Raitaiは「農家の嫁になりたい女性」と「農家の嫁に来て欲しい男性」双方のニーズを満たしているため、マッチングしやすいということです。
また、ネガティブなイメージを持たれがちな農家の嫁はメリットがたくさんあるということ。
- 出会いがないだけで、真面目でいい人が多い
- 自然豊かな環境で新鮮な農産物が食べられる
- 周りに子育てをサポートしてもらえる
なにより、代表取締役の岩立さん自身が農家の嫁であり、しっかりサポートしてくれるというのが心強いと感じました。
農業をやってみたいという方、自然や田舎が好きな方、跡取り問題に直面している農家さんなど、Raitaiに興味を持っていただけた方は、こちらから公式サイトをのぞいてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。